2/16の日記 文は田島薫
ゆっくり休息
先週は建国記念日の休日に高円人展の搬出と打ち上げがあり、サッカー日本代表と
オーストラリアとのワールドカップアジア地区予選ゲームも重ったりで、ばたばた
気ぜわしく過ごしたんで、土日はゆっくり家で過ごすことに(ハイハイ)。
そんなこと考えてた週末に打ち上げで会った友人の美人ライダーからそん時の写真
を添付したメールが来て、ミクシーやってるらしいことがわかり、後で見てみると
かなり自然食などのこだわり持ってたんだってことがわかり、高円人展で友人にな
った僧侶もフランス人語学教師もそれだったし、私も若い時に無農薬野菜や玄米に
こったことがあるぐらい多分食養意識が高い方(今はかなりテキトー)だったもん
で、奇遇だな〜と感じた(しかし今はそういう人けっこう多いんだろうけど)。
で、テレビ見て、ギター弾いて、新聞読んで、図書館行った。
仙台のミクシー友人の勧める奥田英朗は全部貸し出し中で、先週搬出に行く時に買
った文庫の「イン・ザ・プール」(短編集だと思わなかったもんで、こういうシン
プルなモチーフなのにどういう展開にするんだろうね〜、って構えてたら、タイト
ルのがいきなりエンドになりずっこけた)を大事に読むことにして、吉本隆明の
「悪人正機」と五木寛之の「不安の力」、瀬戸内寂聴の源氏物語入門書、オスカー
・ピーターソン、あがた森魚、うただひかる、など、買って所有したくはないけど
ちょっと借りて見聴きしてみたいシリーズと、所有してもいいマイルス・デビスの
パリでのライブアルバムCDなどを借りて来た。
新聞では先日亡くなった加藤周一への追悼文シリーズやってて、若いなんとか、っ
て作家が引用していた話が印象に残った。
加藤さんがパリでガールフレンドと別れ、列車で帰る時、車窓の向こうの黒い林に
真っ赤な夕日が沈むところで、その時に別れたばかりの彼女の顔をリアルに感じて
同時にすぐに消えることも感じ、その時、世界のできごとは恒常的に見えていて、
実はみんな一回性のもんなのだ、って悟った、ってような話。