●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

「映画文化都市」の山形っこたえちゃんの2こめ。


映画2

こないだ、「ヘアスプレー」という、去年公開の映画を観ました。

近くの映画館の特別イベントの再上映作品。師匠のヒロコちゃんが面白いと絶賛してい

た去年の公開直後、その時期の私には興味が無く、行かずに終わっていた。再上映のチ

ラシを見つけたとき、「おー!行ってみよう!」と思った。


隣の席はババア三人連れで、おしゃべりが止まらない。ババアと女子高生は、どうして

おしゃべりする声が大きいのかと、いつも不思議に思う。「映画が始まったら、おしゃ

べりは止まりますか?」と聞こうかと思った。後ろの席もババアの集団らしい。おしゃ

べりするたびに口が臭い。「おしゃべるすると、口が臭いですよ。」と教えたくなった。

斜め少し前には母娘連れがいて、将来芸能界を夢見ているような生意気そうな未成年小

娘はBGMの主題歌を歌っているし、母親はポップコーンを食べながら椅子の上に田舎

臭く体育座りをしている。

そんな環境でも、良い席に座って、開始のベルが鳴って照明が落ちるととワクワクする。

幸いなことに、まわりのおしゃべりも止まったので、映画に集中することができた。


「ヘアスプレー」は、最初っから最後まで楽しくて、あっという間に時間が過ぎた。良

い映画だった。主演の女の子は、歌って踊れるチャーミングなオデヴちゃんで、1000人

のオーディションから選ばれたそうだ。あのジョン・トラボルタ様は、ヒロインのママ

役。クリストファー・ウォーケンがパパ役。ミシェル・ファイファーは以前に別の映画

でも共演していたはず。


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