9/8のしゅちょう 文は田島薫
(自民党の小ずるさについて)
福田首相が唐突に自民党総裁辞任表明し、前回の安倍首相に続き、国民は、オ
イオイまた責任放棄かよ、ってあきれたんだけど、ちょっと落ち着くと、次の
総裁選び、ってマンガ好きの麻生さんの他、自己保身を大切に5党渡り歩きの
小池女史、若手棚橋さんや石原都知事の息子、兵器類のプラモデルが趣味の自
衛隊オタク、与謝野晶子の子孫、テレビでおしゃべり大好き少年風山本さん、
と、次々とおもしろそうな人が立候補表明。国民の方は、こりゃ小沢一郎だけ
で決まりの民主党よりおもしろそうだ、って福田表明後に自民党支持率が民主
党を逆転した、っていうから、国民の軽薄さ、自民党に完全に読まれてる。
立候補した連中、今までは黙ってたのか、そういった意見が多いならなぜ政治
的成果はほとんど見えなかったのかわからないほど、急に行政改革派が増えち
ゃった感じで、なんだか国民のためになる政治やってくれそうなことばっかり
口そろえて言ってる。
しかし、当人たちはとりあえず正直な意見言ってんだとしても、われわれはそ
の口車に簡単に載せられちゃったら向こうの思うつぼなのだ。
自民党の大多数は、とりあえず次の衆議院議員選挙で勝つことが最大の目的で、
とにかく立候補者たちにパフォーマンスさせ、国民に興味を向けさせることで
意見一致、利害一致、勝っちゃえば、後は好き勝手にマニフェストだって修正
しちゃうのが自民のお家芸なのだから。
目先の好奇心だけで、自民党勝たせたら、貧乏くじ引くのはわれわれだ、って
ことに気がつこう。福田さん、民主党に負けた総裁って貧乏くじ引くのやだ、
ってことが、彼の言う、私は客観的にものを見れるんです、の意味なのだから。
貧乏くじを避けて計画した福田さんの筋書きに乗っちゃったら、福田さんが、
やっぱり国民より一枚上手だった、ってことにもなり、自民党は国民をそこま
でなめてかかってる、ってことにもわれわれは怒った方がいい。
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