ぼけのたわごと             文は上一朝(しゃんかずとも)


大変お待たせいたしました。
大好評だった酩酊放談のシャンせんせい、装い新たに復活しました。
今回のシャンさん、茶番劇を完成させちゃうのは国民か?、って心配してます。



さあどうなる!やっぱり茶番            

内閣改造もおわり、あとは学会さんとの内輪もめくらいしか楽しみがなくなったので、

退屈しのぎにアメリカ喜劇「大統領選挙」で楽しもうと思っていた。

ところが、『2008年に急に首相が辞めちゃったことが100年たっても1000年たって

も分かるようにしなければいけない』と言い残して福田首相がやめちゃった。

自由民主党企画制作演出の茶番劇「総裁選挙」が始まった。7日現在7名の立候補予定者

がいる。なにこれ!自民党の崩壊? そうではない、これこそ自民党の本当の姿なのだ。

もともと自由民主党は寄り合い所帯。党員の意見が分裂しない方がおかしいのに、親玉

どものまわり持ちで一つにまとまったふりをしていただけ。だからマニフェストなんて

ものは形だけで実体は存在しない。マニフェストというものは、党の意見が一本にまと

まっているところが出せるもの。党でいえば公明党と共産党くらい。民主党、社民党だ

ってインチキだ。だって中身がバラバラだもの。

さて、福田首相は『あなたと違った』のか「違わなかった」のか。

『私が総理でいるかぎり政治は進まない』と退陣表明をしたのは「偉い」。しかし、麻

生禅譲のレールが敷かれていたとしてもこんな下手クソな放り出し方をしたのではとて

も「偉い」とはいえない。

これにはまわりも驚いた。だが、どこにも知恵者はいるもので、民主党の小澤のイッち

ゃんが党首選で無投票となったのを逆手にとり、「開かれた自民党」という売りでお調

子者に「好きにやりなさい」とやったので、皆さんご承知の大騒ぎ。この宣伝費100

億円に値するとは玄人筋のお話。おかげでマスコミは自民党の話題でもちきり。かわい

そうに民主党の影のうすいこと。これこそ某知恵者の狙ったところで、大当たりでした。

話をもどして、福田さんはどうすれば『あなたと違った』ままで退陣できたのか。

これからが戯言の本領です。まず、自民党の総裁を辞任する。次に党総裁選を宣言し、

20名の推薦人を確保した立候補者が確定したところで衆院を解散する。衆院立候補者は

自分が担ぐ総裁候補を明言する。衆院選が終わると実質的に国会議員の総裁選は終わる。

衆院投票日の翌日に事前に投票した党員党友の開票を行い、首班指名国会に臨む。自民

党の慣習に従えば総裁イコール首相ということになるので、より民意に近い首相が生ま

れることになる。

首相を公選できない日本でこれをやったら「福田さんは偉い!」といわれ、だれもが

「わたしとは違う!」と納得しただろう。政治空白も、首相の辞任表明はしないので少

なくて済む。嫌がるのは政治屋だけ。だって政治に責任を持たなければならないもの。

タイトルに茶番と書いたけどこの先どうなるか。某知恵者の目論見どおり自民党の大敗

ということはないだろう。細川内閣の時と違って対立政党に夢がないもの。「自民党に

マスコミジャックをされた」なんて泣き言をいっている民主党は政権党としてはどうだ

か。そうなってほしくはないけど……。予想が外れることを祈るのみです。


戻る