ぼけのたわごと          文と写真は上一朝(しゃんかずとも)


大変お待たせいたしました。
大好評だった酩酊放談のシャンせんせい、装い新たに復活しました。
今回のシャンさんも先週からずーっと感傷的になっております。



秋のにほいは             

雨がふったか善光寺。文言は正確でないが、こんな言葉が友人の勤めていた信濃毎日

新聞社にあったそうだ。紙面に空きができたとき善光寺へ行ってパチリとやってくる

と、きれいに埋まる。晴れでも雪でも花でもいいのである。それほど善光寺には、題

材とご利益があるということだ。

身近に善光寺をもたない小生はネタ切れである。そこで著作権料の請求がないのをい

いことに、また、尾形大人の歌を拝借してきた。


たそがれの 秋の匂いは 切ないと たれに語ろう ひとも恋しと  〔尾形充洸〕




部屋にひとり、膝小僧かかえてしょんぼりと、夕日に染まる壁を見ていると、人恋し

さがつのります。そっと窓が開いて、あの人が入ってきたら…と。誰にも言えない秘

密です。

なぬっ!そんなまどろっこしいこと言ってないでメールで十分!と言うのかい。

メールじゃ秋の匂いは送れません。 ねっ尾形さん。


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