●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

えたえちゃん、あれだけ活動してると、やっぱり疲れもでるようだす。


日々うつらうつら。

最近、季節の変わり目のせいか、疲れやすくて早く寝ることが多くなった。

母が驚くほどに早く寝ている。夫に「あとは頼みます」と言って早々に寝床に入る。

早く寝るときは、大好きなチョコレートクッキーを食べて、お気に入りのDVDを観な

がら寝るのだが、これがまた至福のひとときなのである。

翌朝、その食べ終わった袋を見ながら少し後悔するのだが・・・


この週末、夫と共に仲良しのマナミちゃんのアパートにお邪魔した。

マナミちゃんが出産してからというもの、この私も一応は気をつかって、一緒に遊ぶ

ことを控えていた。弟さんがお嫁さんをもらったので、マナミちゃんたちはアパート

に引っ越したこともあり、彼らの新しい生活が始まってから、ホントに初めて遊びに

行った。

安いものですが、一応お菓子なども持参して。

私たちがアパートに着いたら、旦那さんのコータ君と愛息のユーマ君がわざわざ外に

出て来てくれて出迎えてくれた。「手ぶらで良いから、いつでも遊びに来てね」って

マナミちゃんは言ってくれた。

夫は、実家に住んでいた頃、同居している姪っ子や甥っ子の世話を一切しなかったそ

うだ。だからなのか、床に座っているユーマ君を、ソファーに座ったままの夫は、ず

ーっと眺めているだけだった。ユーマ君も見慣れないおじさんをじーっと見ていた。

私たちはそれこそいろんな話をした。そして、「最近、すごく眠くてさぁ、寝てばっ

かりいるんだよね。」と私が言ったら、「それ、年取ったんだよ。年取ったから寝る

んだよ。」っていうので、みんなで大爆笑した。そこで、なんだかものすごく納得し

てしまった。

そしてユーマ君のご機嫌の良いうちに、おいとました。


家に帰ってきて、特に何もすることがなく、母はどこかに遊びに行っていていなかっ

たし、夫はテレビを見始めたし、私は今のうちに眠ってもいいかなと思ったので、い

つものチョコレートクッキーを味わいながら、至福のひとときを過ごした。

夜になって起きたけれども、夫も私もあんまりお腹が空いていないし、何もすること

はなかったので、軽く納豆ご飯だけを食べて、また寝た。

そんな私を、夫は無頓着におそらく理解してくれていると思うし、母は呆れていた。


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