5/12の日記 文は田島薫
コマギレの休日
朝、テレビは、池田満寿夫の般若心経を彫り込んだ陶芸についてやってて、陶芸を始
めたばかりの彼が2年間で1000点も作った、って話とその作品の直感力と思い切りの
いい斬新さに、今さらながら、彼の創造性とバイタリティは並のもんじゃなかったん
だな〜、って感心した。
その後、新聞読みながら、中曽根元首相、土井元社会党主、不破元共産党主ののどか
な戦後論雑談テレビを見たり。
返す前にもう一度、ってレンタルDVDのニ−ルヤング見てから、返しに行って。
帰って来てから、風が吹くと家の北側の外壁を激しくこするところの、知らないうち
に生えて伸びたケヤキの床屋さんをやり。
その場運動してから風呂入って出て、ビール(発泡酒)飲んで食事して、ショーチュ
ー飲みながら図書館で借りて来てた本読んで。
テレビで映画「さくらん」ってのを見始め、これは、確かコミックの原作で椎名林檎
の音楽や、「下妻物語」の土屋アンナ主演、蜷川幸雄の娘が監督、って話題になった
作品なんだけど、吉原のおいらんもの、ってテーマにはあまり感情移入できそうもな
いな、って感じてて、ま、耽美的な画面構成と音楽のコラボレーしョンの完成度だけ
を期待してたら、なかなか頑張ってるんだけどやっぱり監督若いだけに、鈴木清順に
完敗、個人的無関心事情もあって退屈さに1時間でパス。
睡魔に襲われたまま3時間ぐらいごろ寝して起きてからしばらくしたら、舞踏の田中
泯が母校の子供達に課外授業してるテレビ番組やってて、子供にバンダナで目隠しさ
せ、校庭や森の中で動いてみる、ってことで、目が見えないことによって他の普段自
覚してない体の部分の感覚が活性化してくる、といった体験をさせていて、子供たち
も、新鮮な発見をして喜んでいるのがよくわかり、さすが長年身体感覚について考え
続けている彼の適確なアイデアに感心した。