●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、たえちゃん夫婦、ともだち夫婦にぴったし共鳴しただす。


ともだちの出産

こないだ結婚した友達がいるが、また別の友達の話である。世の中スピード時代ではあるが、

結婚して1週間後に子供が生まれるほど、人類はまだそこまで進化してはいないはずだ。

大好きなお友達のマナミちゃんが、このほど無事に出産した。

妊娠初期の頃は、ずーっと体調がすぐれなくて、それまでさんざん遊んでいた私たちも、数

ヶ月ずーっと遊ばないでいた。安定期に入って「もう大丈夫だよ〜」と連絡が来ていろんな

話を聞いたところ、体調がすぐれないどころか、大変だったみたいだ。「人間って、母と子

ってすごいなぁ」と思った。でも、もう大丈夫、って言って大きなお腹でニコニコしていた。

マナミちゃんの笑顔は、すべての人を癒す。

生まれる2週間前にお家に遊びに行ったら、一階と二階を行ったり来たりするので息が切れ

ていた。お腹で圧迫されて息が切れやすくなるんだそうな。

生まれる1週間前には、共通の友達のブリュックの結婚式の二次会に参加。みんなで飲み始

めたら、お腹の子が起きたらしく、やたらと動いて元気にキックしたりしていたみたいだっ

た。

そんで、もう少しだねぇ、って言っていたら、その1週間後に生まれてくれた。予定より3

週間ほど早い出産だったのでびっくりした。11時頃生まれて、15時頃に私に「生まれました

〜♪」のメールをくれていた。写真もあったので、とても感激した。ケイタイメールって便

利だ。良い時代になったもんだと思う。ホント、二人とも健康で無事で良かった。

その週末、病院へ夫とともにお祝いに行った。

お部屋には、マナミちゃんの旦那さんのコーちゃんも一緒にいた。二人に「おめでとう!」

って言って赤ちゃんにご挨拶した。男の子である。ちっちゃな宇宙人みたいだった。コーち

ゃんは上手に抱っこしていた。「抱っこしてみる?」ってうちらに言ってくれたけども、夫

も私も生まれたてのちっちゃな赤ちゃんを抱っこするのは怖かったので抱っこしなかった。

「こないだマナミちゃんのお腹の中で騒いでいたのは、君か。」と言ってみた。彼はそっけ

ない顔をしていたけれど、きっと分かっていると思う。


帰りの車の中で、夫が「赤ちゃんを見て、初めて可愛いと思った。」と発言した。「姪っ子

甥っ子、今まで生まれた友達の子供、誰より可愛いと思った。」と言ったので、夫の母と妹

に正直に話しをしたところ「えっ!?」「あらっ!?」という反応だった。


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