3/24の日記          文は田島薫


後半バタバタの休日

きのうの朝は目覚まし時計で起きて顔洗ってると、同居人が騒いでるんで、何だろ、

って思ったら、時計がいつの間にか1時間遅れててもう、10時だ、って。

ブランチ食べて、図書館で借りてた本の読み残しをこなしたりしてたら、すぐ2時

で、自転車でそれを返しに行って別な本借りて、帰りにピーナッツを大量に買って

帰って来たら3時半を回っていて、4時になったら、その場運動やって風呂に入り

発泡酒飲んで夕食、っていつものスケジュールが迫っていたわけなんだけど、出か

けてる間に尾形さんから電話があって、地元の美術館で熊谷守一展をやってるから、

行ったらどうだ、ってことだったんで、電話かけて確認してみると、きょうまでだ、

ってことなんで、スケジュールをずらすことにして自転車で出かけることにした。

熊谷守一展をやってることは知ってたんだけど、美術館は最寄り駅から二つ目の駅

前の公園内にあって、自転車で15分程度の距離なもんで、いつでも行けるな、って

思いながら、すっかり忘れていたのだ。、

最終日の閉館1時間前だっていうのに、会場にはたっぷり数十人は客がいたから、

けっこう私のようなのも多いんだろう。

作品の現物を見るのは初めてで、画集などで漫然と見てると、ラフなイメージが先

行して感じられてたんだけど、実は多くの作品がフォルムや色などが、十分練られ

た上での必然性、といったものなのだ、ってことが、緊張感とともに伝わって来た。

やっぱり彼は、大勢の凡庸な画家とは大違い、本質をぐいとつかむことのできる力

を持った希有な画家なのだ。

見終わると、急いで帰って、1時間半ばかりずれ込んだスケジュールに沿って、運

動、風呂、発泡酒、食事、ショーチュー、読書、ギターとベースの合奏、って気忙

しくこなしてから、(おいおい、のんびり楽しめよな〜休日は)寝た。


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