ぼけのたわごと             文は上一朝(しゃんかずとも)


大変お待たせいたしました。
大好評だった酩酊放談のシャンせんせい、装い新たに復活しました。
今回のシャンさんも省エネ言葉シリーズ、寂しい省エネの話。



心が痛む言葉

初老の男性が孤独死をした。

近所のコンビニの店員がその男を覚えていた。


「食パンを5000円買っていったんです。商売には見えませんでした。

カビたパンを食べていたんでしょうか」


一番安い食パンを5000円分買うと38個。

一日一個食べたとして、38日。

毎日、新しいパンを買う気力がなかったのか。

毎日、減っていくお金を見たくなかったのか。

ずらっとパンを並べて、最後の晩餐だったのか。


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