7/7のねこさん 文は田島薫
ねこさんのきもち
暑いせいかねこさん全然見ない。同居人がバレエ教室のだてテラスで梅ちゃんがお腹
冷やしてるのを見た、っていうのが唯一情報だ。
で、今回は2〜3年前に友人に紹介されて始めたミクシーで知り合った仙台の友人の
ねこさんにまつわる話で…といっても、よく知らない事情について。
彼はそのころからクロネコの写真を自分のプロフィールにしてて、写真ページでも、
そのねこさんの写真紹介してたから、私もその哀愁ある背中を誉めたりして、ねこさ
ん可愛がってるんだな〜、ってずーっと思ってたところ、先週見た彼の日記で、その
ねこさん4年8ヶ月も前に亡くなってた、って知った。
近所でねこに会ったらそのねこが人なつこくて、近づいて来たんで思わずなでたら、
飼ってたくろねこさんのことを思い出し、心苦しさに手が止まった、って言う日記な
んだけど、その思いの深さと、悲しみを感じて、自分は動物とそんな緊密なつきあい
してたかな、って思った。やっぱり長年家族の一員だった動物を失う悲しみは当事者
にしかわからないものなんだろう。
私の友人の例では、これは犬でミニチュアダックスなんだけど、やっぱり20年ぐらい
飼って、旅行行く時でも一緒に行動してたのが亡くなった時の、彼の落胆ぶりはすご
かった。もっとも間もなく別のミニチュアダックスを飼いだしたけど。
ねこさん、って犬にくらべて我がままで薄情ものみたいなイメージあるんだけど、実
は愛情に敏感で、無言の愛情交感っていったつき合いでは犬以上かも。