●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃんでも、今回はさすがに疲れが出ちゃったようです。


夏のゴスペルライヴ

こないだ、夏のゴスペルライヴが終わった。と言っても、ご立派なものではなく、習い事

の発表会だと思っていただいて良い。習い事の、ゴスペルコーラス教室の発表会ですね。

同じ月に、葬式2件と発表会があるというのはハードでした。


何かなぁ、疑問を持ったままの発表会で。早い話が、生バンドで自分が歌いたいシロウト

の集まりなので、いろんなことで疑問があったのだ。

そんなことを思いつつやっていた私は、ヒガミ根性丸出しの社会不適合者みたいだなーと

か思っていた。特にライヴに出たくてゴスペルを習っているワケではない私は、いろいろ

と面倒くさかったのだ。客ありきのライヴじゃなく、ただ自分たちがやりたいようにやっ

ているように見えたのだ。…って、こういう考え方には、個人差がありますよね。

チケット代をもらうにしても、シロウトの発表会にしては高いな、って思っていた。私が

見る側なら、絶対に買わないし行かない。とか思っていたんだけど、実際には教えている

先生と、バンドの先生方の演奏の時間もたっぷりあったので、私が思っていたことは要ら

ぬ心配だった。プロの先生方のライヴを見るのはとっても楽しかった。


そして実際、ライヴが始まってみると、何とか形におさまったので、良かった。しかしこ

ういうのがイケナイ。いろいろと面倒くさいので、次のライヴは出ないことに決めた。


師匠であるヒロコちゃんに、いろいろと疑問を投げかけてみたら「ゴスペルってさ、合唱

じゃないんだから、自分が一番でっかい声出してワレ先に目立ってもいいんじゃない。」

で終わった。

声も大きくなく、協調性のある(と思っている)日本人的奥ゆかしいタイプの私には心の

シフトチェンジが求められる夏の夜だった。


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