●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃん、ただただびっくりしてたよーだす。


たまげた!

お友達の紹介で、「星読観(ほしよみ)」をしてもらった。

要するに星占いみたいなものなんだけど、それの正統版ってところだろうか。生まれた日に

ちはもちろんのこと、生まれた場所や時間を正確にしなければならない。

母ちゃんに聞いてみた「私が生まれた時間は?」

答えは「さあ?忘れた。」

やたらライトな回答だった。仕方あるまい。30年以上も前の出来事なんだもの。しかしさぁ、

イチダイジなコトじゃん、こういうのって。だから角度を変えて、もう一回聞いてみた。

「昼とか夜とかってあるじゃん、どっち?」

「・・・昼間ではないなぁ・・・」

ということなので、アルバムとへその緒を引っ張り出して確認した。(こないだ掃除してい

て、良かった。)そこにはちゃんと明記されていた。


それでその星読観の先生にお知らせして、お会いする当日を待った。


やっとお会いする日がやって来た。先生は男性でちょっと神秘的だが、小柄な普通の方だっ

た。お話をしていて、自分が人生のきっかけになった時期や日にちまでもがビッタリと合っ

ていたのだ!例えば、東京に行くことが決まった時期。私は推薦入学だったので、他の人よ

りも決定時期が数ヶ月早いのです。その他、家庭環境とか今までやってきたことか、諸々。

あまりにびっくりしてチビりそうだった。ただただ感心して唸るだけで、将来のことなどは

詳しく聞けなかった・・・

先生は「私、星を読んでるだけですから。」と言って笑っていた。


家に帰ってきて、主人に話をしようとしたが、びっくりのあまりちゃんとお話が出来ず仕舞

いで、それに数時間前のことはやっぱり忘れてしまっていたので、ただ「当たってる!」と

しか言えなかった。


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