●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃんの祖父さんがいろんな意味でキチョーな記念品もらいました。


ありがたみについて。

うちの実家の祖父が、こないだの敬老の日でいろいろお祝いをしていただきました。

祖父は町内でもおそらく一番長生きで元気です。デイサービスに行く日の朝は、迎えの

車が来る1時間前から表の椅子に座って鼻歌を歌ったり、マンウオッチングをしたりし

ていて、近所の人から「おはようございます」と声をかけていただくのを楽しみにして

います。

今年も町内会の方々からお祝いをいただきました。「おんちゃんも敬老の日なのにご苦

労さまです」って感じの60歳〜70歳くらいの町内の係りのおんちゃんたちが訪ねて

きてくれて、祖父の顔を見て少し話をしていってくれました。そして、お祝いと一緒に

地元の小学生からの「敬老の日のお便り」を持ってきてくれました。「私はプールで何

メートル泳ぎました」みたいな、どうってことない内容のお手紙に絵が描いてあるんだ

けど、地元の小学校がそういうことをしてくれるって嬉しいなと思いました。


敬老の日&地元の神社のお祭りの日、母が料理をこしらえるためにサトイモの皮をむい

ているのを見て「オレがやろうか」と言った祖父にお願いしたんだけど、サトイモの皮

むきってけっこう面倒くさい。しばらく頑張っていたんだけれども、途中でやっぱり面

倒くさくなったらしく、近くにいた私と夫にボソッと「あぁ、やっぱり手伝うなんてい

わなきゃ良かった」って言いながら苦笑いしたので、みんなで大笑いした。


そしてこのたび県庁の方が、内閣府からのお祝いの金杯と賞状を持ってきてくださった。

立派な金杯と賞状。へぇー!と思って眺めていたが、内閣総理大臣って書いてある。内

閣総理大臣??今だぁれ?ってよーく考えながら見たら、A氏だった。あぁ、言われて

みればそうだなぁ、あとは誰もいないもんなぁ、って変に納得した。

そうこうするうちに、新総理がF氏に決まった。舌の根が乾かぬうちに、ってこういう

ことを言うのか。さすが政治屋さんだなぁ、と感心してしまった。

祖父は内閣府から頂いた♪ってルンルンしてるけど・・・ふとこのたびのいきさつがリ

フレインしちゃうんだが、なんだかありがたみに欠けるっていうか何なのか考えちゃう

のは、私だけだろうか・・・?こんなことで政治が身近に感じられたのでした


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