10/15の日記          文は田島薫


自転車修理のアマとプロ

いろんなものが壊れて行く時期なのか、壊れるもんがやたら目につくここんと

こ、そんなもんの修理屋モードに入っていて、土曜日は2週間前に突然ペチャ

ンコになってるのに気づいた自転車のパンク修理をやることにして、チューブ

出して見てみたら、でかいかぎ裂きになっていたんで、でかいパッチでふさぎ、

空気入れ、終わった終わった、って安心して後片付けし、さあ家ん中入ろう、

って時、後でパンッ、ってでかい音がした。

振り返ると、今修理したばかりのタイヤがまたペチャンコになってる、ありゃ、

って、またチューブ出してみると、さっきふさいだとこはきちんとふさがれた

ままになってたんだけど、すぐとなりが、さっきのと同じようなかぎ裂きにな

っていたんで、またでかいパッチでふさいで、空気を入れてから観察してると、

リムと接触したタイヤの一部だけががだんだん膨らんで来た。

どうもタイヤのふちがパンク修理するたんびに乱暴に傷つけたため、チューブ

の圧力で飛び出て来てるようだった。

以前、メカに強いバンドごっこメンバーのハルさんに教わりながら、タイヤ交

換した時の記憶をたよりに、たまたまクボセンセーから貰っていたタイヤに交

換することにした。

や〜、試行錯誤の連続で、ハルさんは30分ぐらいでやってたはずなのに、私の

手と同居人の手伝い(クレームの嵐付き)と共に、やっと終わった時にはたっ

ぷり3時間半ぐらい経過していた。

空気入れて、おし、どこにも異常はない、終わった終わった、って思って、ブ

レーキを見ると、なんだかだらしなくぶら下がってる、調整だ調整、って、ク

レームの声をもらう前に慌てて言ってから、いっぱいいっぱいに調整して、こ

れ以上はケーブルの長さの限界、ってやってみたら、まだ効かない。

ハルさんに電話して聞いてみると、ブレーキパッドを見てから、だめなら自転

車屋さんへ行く、ってアドバイスもらった時はもうとっぷりの夜。

翌日、パッドがつかえてるのを発見して直したんだけど、ブレーキ調整は限界

のままなんであきらめ、前ブレーキだけ使ってそれに乗ってって、図書館で本

返した後、自転車屋さんへ行き、見てもらうと、ワイヤー変えればなんとかな

る、って言うので、私がタイヤ交換する前はブレーキ効いてたんだから、ブレ

ーキワイヤーのせいじゃないはずだと思いながら、まかせて、20分後に取りに

行くとばっちりブレーキ効くようになってたから、さすがプロは違うもんだ、

って、よくわからないまま感心したのだった。


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