●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ

地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃん、このところ紅葉の世界に浸ってるよーだす。


日々コレ口実

変換したら、こんなん出ましたので、このままいきます。


紅葉が素晴らしく美しくて、毎朝「すげーなーすげーなー」って思っている。遠い山

のてっぺんに紅葉を見つけて、秋だなぁ・・・と思っていたら、もう近くの神社に来

ていた。

六椹八幡宮(むつくぬぎはちまんぐう)という神社だからして、たぶんクヌギの木な

んではないかと思う、古い大きな木がたくさんある。亡き祖母が戦時中、婦人会の竹

槍の訓練で通った神社。そして平和になった今では、子供たちがブランコに乗り、近

所のワンコたちのお散歩コースでもある。もちろん愛犬わたるもその一員。

その神社にある大きな木々は初春ちいさな芽を吹くのだろう、5月の連休の時にはと

てもすがすがしい葉っぱが育っているのがよく分かる。そして夏はちょうどよい日陰

になる。気がつくとワッサワッサとものすごいことになっている。お散歩の途中で日

陰に入ると、とても気持ちが良い。

そして、今は秋。

道路一面に赤や黄色のじゅうたんが敷き詰められている。愛犬わたるは、その葉っぱ

のじゅうたんにガサガサと顔をうずめながらお散歩する。今どき、落ち葉をガサガサ

しても焼きイモなんか無いだろうに、何を探しているのか、いちいち顔をつっこんで

いる。

最近では秋の匂い、焚き火の匂いがしなくなった。子供の頃は、たんまり落ち葉を集

めて焼きイモしたっけ。一度茹でてから焼けば良いものを、よく知らないでそのまん

ま焼いたから時間がかかった上に生焼けだった。「教科書とか歌では、何で皆おいし

そうに焼きイモ食べてんだ?落ち葉ってどのくらい集めたらイモが焼けるんだろう?

3日くらい焼き続けなきゃならないのかな!?」って寒空の下、おいしく食べるため

に疑問だらけの子供だった。

そして、見上げたら黄色や赤色に染まった葉っぱが、まだたくさん木についている。

もう少ししたらこの葉っぱもじゅうたんになるんだろうな、って思いながら私もガサ

ガサとじゅうたんの上を歩く。


参考:六椹八幡宮(むつくぬぎはちまんぐう)
http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=9594856077448


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