1/22の日記          文は田島薫



日記ネタ残念日

日曜の午前中はいつものように新聞読んだりテレビ見たりブランチ食べたりして

本格的な一日のメインテーマは午後だ、ってなんとなくいつものように思ってい

たんだけど、よく考えてみたら、毎日曜の4時にはその場運動して風呂へ入るこ

とにしてるもんで、たかだか4時間ぐらいしかそれにあてる時間はない、ってこ

とに気がついたのは、思いついてガスレンジの掃除を終わってからだった。

まさか、貴重な休日のメインイベントがガスレンジの掃除になるとは思いもしな

いで気軽に始めたら、けっきょく2時間以上もかかってしまったのだ。

わが家は肉をほとんど食べず毎日のように焼き魚を続けてるもんで、ざっとだけ

ど、時々は網や受け皿の掃除をやってるんだけど、知らずに飛び散った油がレン

ジの内壁や下側に少しづつこびり付き、タール状になり、皿にからみつき、この

2〜3カ月は網皿を引き出すのに、渾身の力を使わなくてはならなくなって来てい

たのだ。

10年分ぐらいで溜めたその原因をスプーンでこそぎ取ると、取れる取れる。

おかげできれいになってよかったんだけど、こんなことだけで休日のメインイベ

ントじゃ納得できない、ってことで、前日の深夜のテレビで録画しておいた映画

「キャリフォルニアドールズ」を見ることにした。

昔ニューヨークドールズ、って化粧した男たちのロックバンドがあったんだけど、

こっちのは女子プロレスチームの話で、絵的にはこっちに1票入れたい。

昔、映画評で、彼女たちがリングに登場するのをわざと遅らせ、観客をじらせて、

ウィウォントドールズって叫ばせる演出が最高だった、ってような、のを読んで

たので、見る気になってて、見たら確かにそこはよかったし、いかさまレフリー

をぶっ飛ばすとこなんか痛快でなかなかおもしろかったんだけど、他にはそれほ

どの見どころはない感じの素朴な映画(テーマをシンプルに集約したうまい作り

の映画だ、ともいえるけど)だったんで、オチを初めから知っていたこともあり、

それほど気を入れて感想を書くこともできず、日記ネタ的にはけっこう残念な1

日だった。


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