1/22の主張             文は田島薫



(無能政治家の見分け方について)

1国の政治家ってものは、まず国民の幸福を考え、他国との交渉についても、

自国のためになるように考え取りはからう、ってことは当然のことだろう。

じゃ、そのためには他国の立場を無視して、力づくでも、それを実現すればい

いのかといえば、核やハイテク兵器ができて来た今日、世界で、過去の野放し

の侵略主義時代のようなことが許されるなら、世界が破滅するだろう。

どんな国にとっても、それは共通の常識であって、米国が異常に心配するよう

な、悪の枢軸国による核開発の危険、って言説は米国自身の立場だけ正当化し

た一方的で不平等なものだろう。

現実的にも他国への理不尽な軍事攻撃をつい最近主導したのは当の米国だし。

イラクがおかげで紛争状態になり、それでもしイスラムシーア派が勢力を伸ば

すことにでもなると、同じシーア派がイランとつながり、中東での米国の立場

が弱くなるから、っていうのが本心で、そのためイラクにも2万1千の軍隊を増

強するのだし、イラン攻撃も眼中に入れての近海への米海軍集結も進んでいる

ようだ。

そして、それの理由は非民主的な国であるイランが核開発することは危険であ

るから、それをやめないなら、軍事的にでも阻止すべきだ、ってことのようだ。

非民主的だというなら、米国の友好国サウジアラビアの方が、女性参政権ない

のに比べ、イランは男女平等に15才以上全員にそれがあり、非民主的な国かど

うかテレビ朝日が取材に行ったところ、街頭で市民が平気で政府批判してて逮

捕されることはないようだし、米国が友好政策をとっていたころの王制時代よ

り今の方がより民主化されてるという意見もあり、ノーベル平和賞を受けたナ

ントカ女史は、問題もあるがそれを解決するのはイラン国民であり、米国のお

せっかいはいらない、と言った。


イランが核を持つのは自由なのだし、米国がイランの核開発が危険だ、って主

張する権利も理由もないのだ。

パキスタンだってインドだって核軍備してるし、核軍備が危険だというなら、

米国自身がまず廃棄するべきだろう。


米国がそれを言うのはイスラエルと自国の都合のためだけであって、けっして

公平な視点での言説ではないのだ、だから同じような言い回しで、イラン批判

する政治家がわが国にいたら、それが無能政治家の証拠だ。

有能な政治家だったら、イスラム国家に対しても説得力のある公平な事実認識

と発言と交渉を進めるはずなのだから、




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