12/24の日記          文は田島薫


クリスマスイヴとブンブンサテライツ

クリスマスなんか別に私には関係ない、って思ってるんだけども、町や住宅の庭

なんかに飾られるイルミネーションや、流れるクリスマス音楽、行き交う人々の

ちょっとうきうきしたような雰囲気はわるい気分じゃない。

同居人と一緒に今年はちょっとワインとケーキなんかでクリスマスパーティでも

すっか〜?、ってちょっと思ってたりしてたら、休みなのにクボセンセーがホー

ムページの更新に来る、って言うし、じゃ、こっちも原稿書くか、って事務所行

って、いろいろ雑用やってるうちに、ついでにルーター設定をいじってたら、せ

っかく正常だったネット回線が不通になっちゃってサポートに問い合わせたりし

てたらほとんど夕方で、今度は尾形さんからも更新に来たい、って電話があり、

けっきょく、クリスマスイヴはオヤジの日本酒会になってしまった。


クリスマスイヴである日の始まり、午前0時ごろは、前日の夜中のテレビ番組欄

にあった「世界が認めたバンド」ってのがなんだ?、って気になって留守録して

おいたやつを見たら、「ブンブンサテライツ」ってテクノダンスロックバンドで、

ふふん、って、ま、ありがちな音だよな、って思ってたら、もうすでに10年も

やってるバンドだ、っていうんで、すぐにちょっと自分の中で評価が変わった。


ふたつぐらいのコードのくり返しで、エモーショナルな雰囲気を盛り上げるやり

方は、昔よく聴いていたブライアン・イーノのような環境音楽のこっちはちっと

も感情が盛り上がんないおもしろさと対極のもののようで、意外に同じものにも

思える、省エネ最大ロック効果、といった中に、純粋な音(と言葉)の創造性を

追求している姿勢が共感できて、同じ単調でも、流行りのラップのようなもんよ

り断然おもしろい、鋭い路線じゃないか、って、だんだんと感心して行った。

で、さてクリスマスイヴか〜、って寝て起きたら、始めの文からの次第。


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