●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ



地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃんも人間だった、今回は連チャンカンパニーの後日談。


そうしたら・・・

そして山形に帰ってきて、あーやれやれと家に着いてお風呂に入った。

お風呂からあがる時に、何だか具合が悪いなと思い始め、夫に「帰ってきて早々申し訳

ございませんが、私は具合が悪いので休ませていただきます。動きたくないのです。」

と宣言し、早々にベッドにもぐりこんだ。ご飯も食べたくない。夫はひとりでカチャカ

チャとご飯の用意をし、ひとりで食べて、またひとりでカチャカチャと片付けていた。

いつも思うが、うちの夫は本当に人間が出来ている。普通のご主人なら、勝手に東京に

行って帰ってきた妻が体調を崩してご飯の用意もしないで寝込んだら、イヤミの一発も

言いたくなると思うのだ。本当に夫にはいつも心から感謝しています。その夜から本格

的にお腹がおかしくなった。

次の日の夜は、実家に泊まることになっていた。

うちの実家は、私の部屋からおトイレまでけっこう遠い。

夜中2回ほど起きたが、もう寒くて遠いし、万が一間に合わないとどうしようもないの

で、最寄りの茶の間で寝ることにした。コタツもあるし、わたるもいつも茶の間で寝て

いる。わたるは、いつも私が座っている短い背もたれのあるクッションをベッドにし

て寝る。やはり紫禁城で飼われていた犬種である。その姿はプチ皇帝みたいだ。

でもそんなの関係ねー。コタツで寝ては起き、何回目かのおトイレの時に、悔しくなっ

てお腹をつかんでユサユサしてみたら「チャポチャポ。」とお腹が言うではないか!こ

りゃ間違いなく飲みすぎ食べ過ぎ。そうなんだ。東京で滞在していたホテルの1階には

マクドナルドがあり、朝は3日連続マックグリドルだった。美味しいんだもの。山形じ

ゃお店が遠くて、こんなに気軽にマックグリドル食べられないんだもの。そんで夜は飲

んでたでしょ。さらに寝る前にいろいろとお夜食も食べてたしぃ。最近まではダイエッ

ト成功中だったので、お酒を控えて、ご飯も軽くしてたんだよね。

そりゃ「チャポチャポ。」とも言いたくなるわ・・・と大反省。その後3日間は寒気と

お腹のご機嫌伺いだった。ホント体に寒気を感じると、途端に動きたくなくなるから不

思議だ。


3日目の夜。よっぽど調子が良くなったと思って、ちょっとイイかなと思ってビールを

1缶だけ飲んでみた。酔っ払わない。うん、でもやっぱり1缶をひとりで飲んでいると、

あんまり飲まなくても良いかもって思う。しかし何で友達と居ると、何であんなに飲め

るんだろうって、とても不思議だ。


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