●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ



地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

活動家たえちゃん、きょうはコタツに入って世界旅行。


雪国だろうと

私は生まれも育ちも山形である。

両親も、祖父母も山形である。

だからと言って、好き好んで山形に生まれたわけではない。

山形は、雪が降って寒いところである。

だからと言って、寒いのが好きということはない。

寒いのが大丈夫だってこともない。慣れているわけでもない。

タイにいた時、現地タイ人のヨガの先生が「あちーなぁ・・・毎日暑くてイヤだよ。」

とぼやいていた。「先生は生まれも育ちもタイなんでしょ!?」と言ったが「暑いもん

は暑いもん。」と言う会話になった。それと同じである。寒いもんは寒いのだ。

しかし、人間の体というものは個人差はあれど、ある程度の気温を越すと寒暖を感じる

のは、人間皆同じなんだなって不思議に思った。

でもなー、シベリア的寒さな国と、アフリカ的暑さの国と、どっちに住みたいかと言わ

れれば、どっちかっていうと暑い気候の方が良いなぁ。雪国生まれだからだろうか、何

か憧れでもあるんだべが?

東京とか、中間地点に住んでいらっしゃる方々は、どっちを選ぶ人が多いんだろう?

暑いところは、着る物が簡便で良いと思うんだ。Tシャツに短パン。

タイのデパートで、ひとつだけブーツとセーターを売ってる店を発見した。「こんなに

暑いのにふざけてるなぁ、誰が好き好んで買うんだろう?」って正直にそう思った。し

かしそれは、どうやら観光客用に売っているらしかった。タイは物価が安いからね。タ

イで買った冬物←うむ。プレミアが付くに違いない。

雪国だと頭の先から足の先に至るまで、何から何まで必要じゃないか。あぁ、でもお洒

落な人にはそっちの方がいいのかな。ファッションといえばヨーロッパ。あぁ、やっぱ

り寒いところだからだろうかなぁ。

あぁそうか、寒いところにはお洒落な人が多いのかもしれないと考えてみたが、山形の

ファッションレベル、山形新幹線のお陰で以前と比較すれば飛躍的に良くなったのかも

しれないが、しかしまだ・・・うぃ〜ん、どうなんだろう・・・?


そんなコトを、お手軽南国気分を感じられるコタツで動かずにぐーるぐーる考える私。


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