10/23ののらねこ 文は田島薫
雨の2せねこ家族
きょうは朝から小雨が降ってて薄暗くて仏滅、といった、気分があんまり盛り上が
らないよーな日、休み明けだってのにエサ皿にはエサが残ったままなんで、一旦古
いエサを出して、皿を洗ってから戻し、新しいのを少し足す。
だれもお客さん来ないよーなので、午後、今夜ホームページの更新に来る予定の歌
人と飲む酒を買いに酒屋に行くついでに、路地の見回りをする。
北側の小さな庭の家の玄関のわきで、にせつーとんが足をなめてるけど、きょうは
道路ぎわじゃないひさしのある奥にひっこんでるもんで、全然こっちをむこうとも
しないで、足なめに熱中している。
そのわきの玄関のステップの上にはにせバットマンがふせの姿勢をしてこっちを怪
訝そうにじっと見ている。
にせつーとんとにせバットマン、にせ、って感じわるかったら、2世、って言ってや
ってもかまわないんだけど、ニセアカシア、なんてのもあるし、一概ににせ、がわる
いともいいきれないよーな気もするし、彼らもそれを気にしてないよーなふうに見え
るのでいーんじゃないか。(って、ずいぶん失敬で勝手な意見ではある)
そーこー考えながら交互ににせねこふたり(失敬だなっ)を見てると、にせつーとん
の後の段ボール箱から、本家つーとんが頭を出し伸びをした。
ふだんは外出かけてて留守の時の方が多いくせに、さすがに雨の日は濡れない場所に
一家が勢ぞろいしたよーだ。もっともにせつーとんジュニアが見えないから全員って
わけじゃないんだけど。
って、ジュニアも出て来るから、にせ、ってのを2せ、3せ、って言うことにしょうか
な、これからは、区役所の届けもいらないはずだし、てきとーに。
(失敬だなっ! …2せねこ家族談)