●連載 がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、得意分野のシチュエイションにハイテクのオマケ、って話。


飲みに行った。

週末、夫と飲みに行った。珍しいことに、どちらからともなく「飲みに行こうか?」

って言い出した。私は酔っ払いベイベーだが、夫はお酒をあんまり飲まなくても良い

人種なのだ。

週末の仕事帰り、街中に近い私の実家で待ち合わせ。「さあ、どさや?(さあ、どこ

に?)」って言ったら、街とは反対方向に向かった夫。「どさ行ぐんだず?」って聞

いたら「そーだねー」と言う。

そんで、ちょっと郊外のダイニングバーに行った。内装が凝っているお店。テーブル

に座ったら「を!?」カラオケのリモコンみたいのがあって、タッチパネルで注文で

きるようなシステムになっていた。へー、すげー!イイねー、そうしたらさー、酔っ

払って「ちょっと、ちょっとちょっと!」(ざ・たっち風)って店員さん呼ばなくて

イインダモンネ。店員さんも酔っ払いに絡まれることなくって、イイジャンネ。即、

居酒屋オーナーである友人のアツシ&マユミ夫妻に「スゲーハイテクなお店めーっけ

♪すぐ来い!」って電話しそうになった。席について2分。我々はまだ飲んでないく

せにハイテンションになりかけだった。

しかし、ハイテンションになる前に、お腹一杯になってしまった。とりあえずのビー

ル2杯と、クジラのお刺身、ぼんじり。そんなもんで出来上がってしまったのかと思

うと、年取ったなぁ、と思ってちょっぴり悔しかった。でも、ちょいちょい、ちびり

ちびりつまんで、芋焼酎とカクテルも達成。夫はあまり飲まないけど、いつものよう

に食べ続けていた。

そして満腹レベルになって時計を見た午前0時05分、途端に眠くなったらしく「帰

りましょう。」と言われたので、帰ってきた。

もうちっと野菜モノ頼めばよかった。


戻る