大竹伸朗とメインのおまけ
奈良美智の落書き風の絵がここ何年か人気で、マスコミによく取りざたされてて、
何だかちょっと似た画風前にも見たことあるよな、って感じてたんだけど、そー
そー、大竹伸朗だ、って思い出して、今彼はどうしてるのかな、って思ってたと
ころ、現代美術館で大規模な個展を開いてる、って情報を知り、昨日はテレビで
取り上げていたもんで、彼は活動休んでいたどころか、毎日休むことなく膨大な
量の作品を制作し続けていることがわかった。
拾ったもののコラージュにドローイングを重ねる、って手法から始まった彼の創
作は、偶然性を最大限に生かすやり方で、頭で構成やら、テーマなりを考えるっ
てことより先に、直感でどんどん手を動かして行き、自分でその過程から結果を
知りたい、っていった、自由な遊びのような発想だからなんだろう、多様な表現
と量に圧倒される。
ちょうど、ジャズミュージシャンがアドリブ演奏に自己陶酔してるのと似てるよ
うだ、その表現のひとつひとつにクリエーティブなものを感知することができる
んだけど、なかなか演奏者当人が楽しんでいる以上には聴衆は楽しむことができ
ないことが多い、ってような。
私自身も絵を描くんだけど、ただ、なんでもいいから、色と形のバランスの面白
さのバリエーションの中から、偶然に何か感じさせるものができて来るのを楽し
めばいい、ってふうに絵を描く気にはなれないもんで、表現動機が盛り上がるま
でなかなか、描く気になれない、ってことで、子供の時はどんどん描いてたのに、
今はそれができない、っていうのは何か絵について誤解してしまったのか、本当
は絵がそんなに好きだ、ってわけじゃないのかも知れない。
例えば、楽器だと、大竹伸朗方式の意欲はあるし、いつもやってる気がする。
もっともそのレベルについては知ったこっちゃないんだけど。
わが浦和レッズ、この日FC東京に勝つか、負けても、大阪ガンバが京都に負ける
かドローなら、優勝ってことになってたのに、浦和レッズ、ドロー、で、京都に
ドローだった大阪は後半ロスタイムにゴールして、優勝決定は最終戦までおあず
け、3点差以上で大阪に負けない限り優勝決定の予定だ。や、ひっぱるひっぱる。 |