5/1の日記 文は田島薫
ガレージとカーショー弱小事務所にありがちな仕事スケジュール、連休前の急ぎの仕事のため、金曜は事務
所泊まりし、翌日の土曜の午後は、広告の仕事などを手伝ってる関係上、友人の会社
が出展しているガレージ&ハウジングEXPO見に、東京ビッグサイトへ出かけた。
知らぬ間に大崎からのりんかい線ってのがJR乗り入れしてて、池袋からほとんど一直線に40分程度で行けたので、なかなか便利になったもんだ。
現地に着くと、私は招待券を出し、首から下げる関係者パスに引き換えられてタダで
入場したんだけど、けっこう多くの子供連れの家族などが金を払って入場してるので、
変だな、って思ってたら、インポートカーショーを同時開催してて、実はそっちの方
がメインイベントなのだ、ってことが会場に入ってスペースの占有率でわかった。
とりあえず、友人の会社のコーナーへ行くと、大手シャッター会社や所ジョージとコラボレーションしてて、契約上の成りゆきだったのかも知れないんだけど、シャッタ
ー以外のガレージ本体は友人の会社が開発した製品であるにもかかわらず、その社名
はほとんど表現されておらず手柄を全部横取りされてる風な形になっていて、シャッ
ター会社の商魂の冷徹さを感じさせられ、そして友人の姿は見えなかった。
何だか少し、納得できない気分のまま他をだらだら見て回ったが、友人の会社の製品
以上のものは見当たらなかった。
小さな小屋にぴかぴかのハーレーが置いてあったんで、またがって、ハンドルを握って、いーなー、って、展示テーマと違うもんに感心してると、ちょっと離れた通路に、
そこのガレージ会社の社員らしい女性が立ってこっちを見てて、しょーがねーなー、
って顔をしていた。
外車ショーの方へ行ってみると、なにやら高そうなぴかぴかの乗用車がいっぱい並んでいて、写真撮ったりしてる人がいたり、ボンネット開けて、どうよ、って言ってた
り、するんだけど、4輪にまったく興味も知識もない私にはねこに小判、どっちかって
いうと、各ブースにきれいなおねーさんがいっぱいいるんでそっちの方を気にしなが
ら車の方を見てるふりして歩くんだけど、雨模様の天気のせいか、客が少なめで、複
数のおねーさんといっせいに目が合っちゃうと、恥ずかしい。
近寄って来た、おねーさんがパンフレット渡そうとするんで受け取ると、車内の臭いを取る製品です、ってにこやかに言うので、そーですかー、でも車持ってないんです、
って言ってパンフレット返そうとすると、サッと取って引き返す、その早さ。