●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、真面目で正々堂々の大切さ、って話。



野球を見ていて。

野球。日本が世界一になった。

納得いかない判定アリ、もうダメかも、と思ったときもアリ。それでも、日本のチーム

は勝ちに行った。試合の詳しいことや、選手や、戦法や、みたいなことはマッタクモッ

テ分からないのだけれど。

真面目に、地に足をつけて、集中して、冷静に、義を尽くす、とか、もっとふさわしい

ような言葉があると思うけど、不勉強で浮かばない(^^;)けど、そんな清々とした

言葉が浮かぶ。最近は、相手への一方的な批判や、責任のなすりつけあい、往生際の悪

さなどなど。スゲー誤審したどっかの国の主義主張みたいなコトが、ここ日本で起きて

ばっかりだった気がする。

勝ちが決まった瞬間、真面目に正々堂々とやってきた日本チームに、神様が微笑んでく

ださったような気がした。もちろん、負けていても同じように思ったかもしれない。キ

ューバチームが勝っていてもぜんぜん不思議じゃなかった試合。けど、今回は日本だっ

たんだ。

選手は「監督に恥をかかせるわけにはいかないと思います。」「監督を、世界一の監督

にしたかった。」

監督は「この選手たちと試合ができて良かった。」

監督&選手「このメンバーと一緒で良かった。」

って、何だかクラッシック。日本の良いところって、こういうカンジのものじゃなかっ

たかなぁ・・・コレを最近の会社の社員と上司に当てはめたら・・・?って寒々しくな

るような考えが浮かんだ。


ひと昔前と違って、このところは「根性」とか「イケイケドンドン」とか「なさねばな

らぬ」系じゃなくて「いかに自分の個性を出すか」なのだろうかね。この間、素晴らし

い演技を魅せてくれたスケートの選手も言っていたし、今回の監督も「決勝戦では、い

かに日本チームのカラーが出せるかだと思います。」って言ってた。いずれにしろ、実

力があるから言えることなんだべな。


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