●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、山形は都会だす、犬のパラダイスだす、って話。



ドッグカフェ

師匠のヒロコちゃんと、ヒロコちゃんの愛犬チロリン君に誘われ、ドッグカフェなる

処に行ってきた。去年オープンしたばかり。伯母の家のすぐ近くにあるので、一度行

ってみたいと思っていた。そこは犬の美容室もあり、ペットホテルもあり、犬のお洋

服も販売していて、山形にしてはとても珍しいようなハイカラなお店。

一応のマナーというものを気にして、おトイレは済ませてからお店に入った。そこの

お店の看板犬君たちが、ダーッと二階から走ってきて歓迎してくれた。

雄犬は「マナーベルト」着用ということなので、購入した。雄犬のマーキング防止策

の、ハラマキみたいなもの。あると便利。それから、店長さんがお店の説明をしてく

れた。ヒロコちゃんは店長さんにいろんな質問をしていた。店長さんは、その質問の

ひとつひとつに丁寧に答えてくれていた。

我々ヒトはランチセットを頼んだ。ワンコ用のメニューもあったけど、ケチな私は頼

まなかった。お隣のミリタリーちっくなお洋服を着せた柴犬を連れた若い男性は、ち

ゃんとワンコ用ランチを頼んでいた。ちょっと世間話をしたら、ひとつ分けてくれた。

ぞくぞくとお客さんが来た。お散歩の途中で立ち寄っていくような人もいた。飼い主

仲間というのだろうか、常連さん同士でランチに来ていたり。「犬を連れていないん

ですけど、いいですか?」っていう親子連れもいた。尻尾と足先を「お祭りのヒヨコ

ちゃんピンク」に染めたチワワもいた。アフロヘアーのトイプードル君もいた。みん

な可愛らしいお洋服を着ていた。うちの愛犬わたるとチロリン君は何も着ていないの

で、なんだか裸でいるような不思議な感じになった。後から来たダックスフント君は、

お洋服の試着をしていた。

ヒト用のランチはサラダとデザートと飲み物付で、けっこうおいしかった。食べ終わ

ってからよそのワンコたちと遊んだ。店内は基本的にノーリードOK。ワンコたちは

思い思いに遊んでいる。

ワンコたちにもいろんな性格があって、なかなか興味深かった。飼い主に似る、って

言葉が浮かんだ。


戻る