1/2の日記          文は田島薫



年末年始の日記

年末近くの夜は新宿駅で待ち合わせし、尾形プロデューサーにまた原田芳雄さんの

自宅の餅搗き大会に連れてってもらった。

今年原田さんに出てもらって映画を撮りたい、って希望を持った新人筒井監督も同

行し、家から庭から芸能人映画人で満員のお宅に上がり、一等席に座っちゃって、

ビールなどをいただいていると、忙しく行き来する原田さんを尾形さんがつかまえ、

筒井さんを紹介、全員が持参した酒などを進呈し、私が誰なのか、原田さんは十分

把握してないはずだけど、おじゃまする度、話しかけたおかげか、目が合うと、憶

えていてくれたようで笑顔であいさつを返してくれた。


1時間ぐらいで、筒井さんは次の別口忘年会に流れるというので、尾形さんとふたり

になったころ、同じテーブルに美女軍団が詰め掛け、何となく話が行き来しだした

ので、試しにねこが好き?ってそばの女性に聞いてみたら、全員が乗り出して来て

口々に大好きだ、おまけにのらねこの方が好きだ、って言うので、じゃあ、って、

こんな時のために用意して来たネコ絵はがきの6セットばかりを配った。

そしたら、大騒ぎの大喜びしてもらえたので、満足して、よし、じゃもう帰ろうか

な、って思った。


別口忘年会を早めに抜け出して来るって言っていたサニーは約束の時間を1時間過ぎ

ても連絡がなく、10時ごろになってやっと来たけど、けっこう泥酔状態で10時半ごろ

には、原田さんの奥さんに、長居してたわれわれ全員、お引き取りください、って言

い渡された。(奥さんには、遅くまでねばったことがある私も不評かも)


ま、そんなことより、元旦天皇杯の決勝、わが浦和レッズが清水を圧倒し優勝した。

浦和の町は夜中まで大盛り上がりのはずだけど、残念なことに、その日、私は茨城の

両親の家にいて、夜の早い年寄りにつきあい、ほろ酔いのうち11時すぎごろ消灯した。


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