1/16の日記 文は田島薫
高円人展打ち上げ飲み放題最終日の搬出は午後3時から8時までだ、って案内に出てたので、打ち上げパーティ
はないんだろうと思い、3時前に行ってまだ見てない作品も見ようと思っていたら、
だれかが管理者に確認したところ、7時から打ち上げがあるんだそうだったので、急
きょ4時半ごろ行くことに変更した。
行ったら、もう作品はすべて取り外されて床に並べられていた。
絵葉書は数十枚売れてるようで、貯金箱は少しだけ重くなっていたけど、5000円の会
費をまかなうまでは行ってなさそうだった。
ロケに行って遅れて来る尾形さんに頼まれていたので、彼の作品もバッグに詰めてか
ら、来ていたサニーと打ち上げの時間まで、会場になる店のすぐそばの前回も行った
高円人展のメンバーのたまり場の屋台風スナックでビールを飲むことにした。
飲んでいると時間まぎわに尾形さんからサニーの携帯に電話があり、オペラ歌手の塩澤さんと連れ立って現れ、少し飲んでから会場へ行った。
打ち上げは会費3000円なのに、ビールや酒を飲み放題の上、豪華中華料理が並んでい
たんだけど、好き嫌いの多い私が食べられるのはスナックせんべいだけだった。
高科さんがすでに座ってこっち見て笑ってたので、となりに座った。彼は合気道をやっていて、文化交流でキューバに行くらしく、カストロに会わせてく
れると言って現地の人々が、おんぼろ車ででこぼこ道をうれしそうに乗せっててくれ
た時の話などをしてくれた。
明日コンサートなので、1000円で一杯だけ飲んで帰ると言っていた塩澤さんも2000
円追加して、けっこうしばらく談笑して行った。
飲み放題って言われ、飲み意地の張った私はビールを何杯か飲んでから泡盛に代えそれを何杯か飲んでいるうちに記憶がなくなってしまい、気がつくと、駅前のそばやで
寝てて目覚めたところのようだった。
私の席と離れた向こうにある座席のそばには梱包されたサニーの作品と知人に贈られ
た花の鉢が残っていて、サニーの姿はなかった。
後で本人に聞くと、作品置いたまま近くの知り合いになった飲み屋へ行き、そこで寝
てたらしいから、彼も私と同じような状態だったようだ。