●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、春なのに冬なんだっす、って話。



なんだべさ。。。

「東京では桜が咲いています」って、東京ってどごだコノヤロチクショウメ!(←いつも

ここから風。)新幹線で3時間ほどのところが春で、ココ山形は3月末の週、大雪だった。

(←松鶴家千とせ風。)

年度末で慌ただしい中、山形には大雪の日が続いたのだった。天気予報で「大雪です」っ

て言われても、それまではけっこう温かくて花粉なんかも飛んでたから、何だかピンとこ

なかった。朝起きて外を見て「へ!?」って感じだった。予報は当たったのだ。

テレビでサクラサクラ、サクラガサイタ。のニュースを見ながら、目の前は雪景色なので、

はたして今日は何月何日なのか分からなくなった。

雪を見ながら、雪に触れながら冬の感覚を感じた。←こう書くとカッコイイけれど、実際

は大雪の中をチャリンコで疾走して目が開けられなくて、でもチャリンコ降りて歩くと時

間かかるし、意地でもチャリンコで通勤するんだ!って目ショボショボさせて一生懸命こ

いで、ズダズダ(雪に濡れてビッショリのこと)になって真っ赤になって冷えた、ってい

うのが本当。そんで、いったい今日は何月何日なのだ!?とやり場のない、仕方のない疑

問&怒りがわいてきたり。

仕事の合間にふと外を見たら、相変わらず雪。ステージのエンデイングみたい。惜しまれ

つつ去っていくときの花吹雪みたい。ああそうだね、冬。あんたのことは忘れらんねーべ、

おらだ東北人だもの、忘れたくても忘れらんねぇ・・・っていうか、寒いのは勘弁してほ

しいんだけど、雪景色の美しさは本当に素晴らしいのです。


「そろそろタイヤ交換してもいいよね〜」なんて言っていたのに、一晩で「タイヤ交換し

てなくて良かった〜」に変わってしまう。女心と秋の空=女心と早春の東北のお天気、だっ

だなねぇ。


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