9/26の主張             文は田島薫



(人生の旅について)

人生は旅だ、って、よく人が言うけど、時間を移動する旅ってことなんだろう。

霊魂は不滅でこの世に生まれて死ぬのは、ちょうど旅行をして、故郷へ帰るのと同じだ、

って言ってる占い師もいた。

そう考えたとして、人生の旅って、若い時なら、すごく長いものに感じられるだろうけど、

けっこう年をとって来ると、そんなに長いもんじゃないな、って思える。

オイオイ、うかうか自分の気に入らないことで時間を浪費してる場合じゃないぞ、と思う

んだけど、生きるためには多少気に入らないこともしないと、生活費が稼げない場合も多

いわけだから、その兼ね合いでみんな悩んでるんだろう。


と言うわけで、私が一番心掛けてることは、生活にできるだけお金をかけないようにして、

義務で働かなくちゃいけない時間をできるだけ少なくする、ってことだ。

やっぱり、人生の旅に必要で、もっとも価値があるものは「自由な時間」だからだ。


無意識に生活防衛をしてしまうせいかも知れないけど、私はお金をかけなければ楽しめない

事にはどうも興味が持てない。

ビールも欲しいけど、どうしても、ってわけじゃなく、ご飯といわし一匹野菜少々あって、

自由な時間があって、本でも読めれば、不本意な仕事に何日も忙殺されてから、フランス

料理とワイン飲むより、よっぽど幸せだ。

もっとも自分が楽しめる仕事なら、いくら忙殺されても問題ないけど。


忙しくしてる人々はみんな仕事楽しんでるんだろうか、人生短いんだから、あまり無理して

働かないで、そこそこ質素に暮らした方がいいんじゃないですかね?

とは言うものの十分質素に暮らして、それでも不本意な仕事に忙殺されなければ生活できな

い本当に不遇な人々も沢山いるわけだから、そういう人達に言ってるわけではない。


本当には楽しめてない不釣り合いな贅沢な生活と全然楽しめてない仕事に忙殺されてる人々

に言ってて、そういったことが普通だと思われてる社会構造を改革して、仕事と賃金格差と

時間をシェアしあって、世の中のみんなが人生の旅を充実させ楽しめる社会にだんだんして

行くようにしようではありませんか。




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