9/26ののらねこ       文は田島薫



先週と代わり映えしない連休明けのココア食堂

出勤途中の路地の家玄関前スペースつーとんははじっこでぐっすり寝てたけど、

連休明けの事務所ドア横のココア食堂には午後になってもお客さんの姿がない。

(先週の書き出し流用)

となりの建物のベランダじゃなくて、きょうは古いトタン屋根部分にバットマン

が寝そべってるので、エサ皿をかざしてほらほら、って声かけたけど、彼はこっ

ちを見上げて、小さな声でニャ、って言ってから、こっちを見つめてるだけで

一向に動こうとしない。


そういえば、先週2階のベランダで住人がココア食堂より高いエサを山盛りに出

してて、それを見て来たシャンさんが、ねこはみんなあそこで食事済ましちゃう

ので、3階のココアまで誰も来ないよ、って言ってたっけ。


ココア食堂へは準会員のカラスさんたちが入れ代わりやって来ては手すりの上で

何か言ってるので、こっちもそっちへ言って、よーカースケ、元気か?などと話

しかけるんだけど、しばらく首かしげて聞いてるカースケもいるんだけど、きょ

うのは、2羽ぐらいづつ来ては慌てて飛んで行っちゃう。

まだ、顔がみんな同じに見えるので、カースケって名の同一人物と付き合ってる

感じなんだけど、彼らもみんなそれぞれ性格が違うんだろう。

私と気が会うカースケはきょうはまだ来ないようだ。

(よし、ねこさん来ないのできょうののらガラスでけっこう行数かせいだ)


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