10/31の主張 文は田島薫
(9条改正の危険について)自民党は憲法改正の草案を決定し、審議を重ね近い将来の制定を狙ってるようだ。
9条の1項の戦争放棄条項は維持する、って方針のようだけど、自衛隊を軍隊として、
集団的自衛権も容認して行こう、なぜなら海外へ平和貢献で自衛隊を送った時に、悪
の一味に攻撃された場合、反撃できる必要がある、だとか、日本や同盟国が、悪の国
から侵略されたりした時には防衛のために反撃できる体制であるべきだろう、っての
が、自民党や改正派の主張する9条改正の必要理由の要旨のわけだけど、あたりまえの
ような表現でされたそれを、さらっと聞くと、それは当然のことだろう、って思わず
賛成してしまう人々がけっこういるようだ。
いくら個々の論理に筋が通っているように見えても、民主主義のためと言いつつ武力制圧政策を押し進めている米国と同盟関係にある以上、それのひとつひとつに、危険
性が伴って来ることは明らかなことで、国連を軽視した米国と行動を共にするって
ことは、理不尽な根拠で成されたイラク攻撃でもあきらかなように、米国が正当な
ものだと一方的に主張しながら侵攻しても、それに対して反対勢力が不当なものだと
反撃して来た時、その場にいた日本軍がそれに対してまた反撃した時、それは悪から
の自衛のための反撃だ、っていくら主張しても、それはただの戦争の始まりなのだ。
そのテーマでの与野党政治家の論争を見聞きすると、共産党を除くと、女性主導の社民党の印象が強いせいかも知れないけど、私は女性よりも男の方にそういう浅はかな
タイプが多い印象を持った。先日の新聞でも人気漫画家の男女がそれについてそれぞ
れ発言しているんだけど、女性漫画家の鋭い危機意識にくらべ、男の方は何とも能天
気な支持論だった。
多分女性の生理的本能が平和に対する危機感を察知させるんだろう、男の方は理性の
弱いタイプの多くが生理の奥底で、戦争になったらなったでしょうがない、やる時は
やるんだ、米国についてれば、あっちは大被害をこうむったとしても、こっちへの被
害はないはずだし、って感じているところがどうもあるようなのだ。
憲法改正には現在、国民の3分2以上※の賛成が必要なわけだが、今度は半数以上の賛成で済むようにしようとしてるようだから、もう女性の方々に頑張っていただきたい。
※国民じゃなくて議会だった、国民は今も過半数だったかも。
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