3/14ののらねこ       文は田島薫



昼間のお客さん

やっぱり春になって来ると、ねこさんガールハントの営業に出かけて忙しい

らしく、ほとんど顔を見せず、昼間来るのは鳥さんばっかだ。

先週見たねこさんは小さい新人と、若とらがそれぞれ来てエサも食べずに帰

ちゃったのと、下のねこけもの道の入り口にバットマンがいて、さわろうと

したら、よけられちゃった、ってのが私がお客さんと会ったすべてだ。

とは言うものの、夜は仕事の後さすがに腹ぺこになるらしく、晩に入れて

おいたエサの皿は朝見ると、いつもピカピカになめられている。

週末には人間のお客さんが食べ残したそばも入れておいたんだけど、それも

きれいに消えていた。


と言うわけで、きょうは鳥さんの話だ。(はなしがちがうっ)

まず、元気なのはカラスさんだ。

コツコツばさばさと音たててるので、窓開けて、よーカースケって声かける。

皿の外に沢山こぼれている。

次にはヒバリさんが友だち連れで来た。窓開けるとパッととなりの屋根まで

逃げたので、ピピと口笛を吹いてみると、すぐ戻って来てから、私の顔見て、

あれ?って顔して(ような気がした)行っちゃった。

次に、スズメさんだ。だんだん小さくなる。

ちょっちょ、って鳴きまねをしてみたけど、彼らはだまされなかった。

その次にも、多分お客さんは来たけど、小さすぎて気がつかなかった(?)。


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