今週の雑感(昔のもありの) 文はさぬがゆたか
ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だよりです。
しばらく感動ものじゃなくて雑感記に変えたいとのことです。
「身辺整理その2」
前回に続き身辺整理の話し。本もたんまりたまっていたけれど、趣味のものももはや限界。幼い子供にしても夢中で遊んだ積み木細工が一生楽しいわけじゃない。
そんなふうに修正することにし、処分が始ったのが昨年の暮れだったかな。
もう乗らないオートバイや自転車が、いろんな業者を廻りどこかで誰かが乗れるなら
十分に価値があるし、それを無理に修理し自分で保管するだけがいいもんでもない。
不思議なもので「無料引き取りしま〜すって走り回る軽トラの業者さんには、
「これ使えたらお願いします」って渡せるのに、街の商売リサイクル・ショップの
「高価買い取りします」ってところでいい思いをしたことがない。
ま、高価買い取りされたことがないんです。
そりゃ無茶して買ったものばかりだから無理もないけど、うん十万円のテープデッキ
でさえアナログを欲しがる客対象以外には商売は出来ないって理由で500円。
値段が付くだけラッキーだってさ!どれだけの価値があったとしても、10年を境に
償却は終わっているのが常識だそうだ。
まるで、自分自身が減価償却されているみたいで虚しいじゃないですかあ!
「店員のおっさんっだって、十分に償却されているんですからあ〜残念!」って思っ
てやった。
だったら欲しい友人に譲ったほうがお互い幸せってもんだ。
それとギター等楽器類の処分。世間で言われるような品格あるものじゃないので気軽
に処分出来るはずだったんだけど、安物でも愛着あるものが多く結局は数本で断念。
何十年も指先を楽しませてくれたものは、どうであれ一緒にいられる理由があるはず。
同じように数万円もしたCDを廻すだけのデッキや、AM/FMを聴くだけの大型チューナー
レコードプレーヤー/3ウェースピーカーなどなども処分。次はこよなく愛した古い
スキー板やポールも消える。あと消えるにふさわしいのは自分自身ぐらいって段階で
終了。
どんどんものがなくなって、残ったものだけといると、なんだかしっかり見えてくる。
少ないものできちんと対応していける楽しさが見えてくる。
知らないことが多過ぎて不安になる最近かも知れないけど、情報が多ければいいわけ
じゃないよね。そんなわけで、少ないものでも十分にものが見えるようになりたいと
思った次第。