7/19の主張             文は田島薫



(政権交代について)

郵政民営化法案が参議院で否決された場合、小泉首相は衆議院を解散し、法案反

対者には党の公認を与えないと考えていて、そうなると、選挙での自民党の勝利

は難しくなる、っていうわけで、民主党にとっては政権奪取のチャンスと考えた

岡田党首らはよくわからない理屈をつけて郵政民営化法案に反対をしだした。


自民党に反対できるものがあればなんでも飛びつき、それ自体の意味などは後で

こじつければいい、って考えている風だ。

大したテーマでもないのに、自民党員の国民年金の未納付を当時の管党首が大張

り切りで攻撃し、結局自分も未納付だった、って分かり恥をかいた時と同じよう

なレベルの論理行動だ。


国民の税金を使って国の政治を行ってるんだから、目的は国民の幸福や、世界の

幸福におき、少しでもそれに近づくのであれば、与党の意見だろうが同調して、

進めるべきで、ただ自分の党の政権奪取のためだけに国会の貴重な時間を浪費し

ていていいのか。

社会党ゆずりの昔ながらの野党根性の発想で、もし政権取ったとしても、国民の

賛同を得た長期の持続は難しいだろう。


もし民主党が本気で政権を取ってやって行こうと考えてるなら、自民党の財界

癒着を批判すると同じように、自分達の支持母体である連合のような労働組合の

特権構造自体とも縁を切る覚悟で批判し、末端の労働者まで充分幸せにする政策

によって、広く国民の支持を取って行くぐらいの志を持つべきだ。


そういった意味で、その時は小沢一郎を首相にするべきだ、と私は思う。




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