●連載
がたやま娘のひとりごと         文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回は、どこの会社もオエライさんは頭使わない、ってお話。



会社のステキな人たち。

会社のエライ人から、小会議室(ヒラ社員は処刑室と言っている)に呼ばれて、電話

の応対が冷たいんだよとオセッキョウされた。クレームだ。

そもそもは、あるお取引先様がうちの会社にムチャな取引条件(信用に関わること)

を求めてきたので、課長の指示により取引できる最低条件を伝えた。その応対をした

のが、私だった。

結局は、先方のご要望にそえなかった。悪代官と極悪商人のように「お取引先様は神

様ですm(_)m へへぇ〜」と言って、そのムチャな取引に無条件降伏していたら、

こんな感情的なクレームは無かっただろうし、数字(予算)にも貢献できただろう。

オセッキョウをしたエライ人は、そのいきさつについて一切の事情聴取をしていな

い。指示を出した課長はお咎めナシ。セイギノミカタは現れてくれなかった。

故・チョーさんの「ダメだコリャ!」に続く「ブッパッパブッパッパブパパァ〜」の

あのドリフサウンドが頭の中で響き渡る。ヤル気ウセ子。リストラのための新手の心

理作戦か。

いつもこんなような足ひっぱりがあって殺伐とした会社だが、そんな中でも、しなや

かに仕事をこなすステキな人たちもいる。

彼女たちはいつも笑顔を絶やさない。もちろん仕事はきちんとしている。かといって

カタブツでもなく、いささか毒のある楽しい話もできる(私に合わせてくれているの

かな?だとしたら、ものすごく協調性のある人たちなのは、間違いない)。

朱に交われば赤くなるのに、こんな悪意たっぷりの会社に染まってない。みんなとっ

ても親切で思いやりにあふれている。

なんでだろう?ホントにできる人は、どんな状況だってしなやかにちゃんとできるの

だろうなぁ、と勝手に思っている。


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