8/22ののらねこ 文は田島薫
変則ウォーク今朝も残暑の中、路地の玄関前スペースでつーとんが寝てた以外ねこさんの姿は
見あたらない。
ちなみに、今朝のつーとんはいつものまん中じゃなくてはじっこの自転車の陰に
いたのでなんでかな、と思ったら、そこの奥さんが玄関前を掃き掃除してた。
事務所のドアの外のココア食堂にはカラスさんが来て皿のエサをぶちまけてた他にねこさんは来る様子がない。
まさか、この間すごく安売りしてたエサを買って出したせいじゃないだろうな。
仕方ないので、ビール(ほんとは発泡酒)買いに行くついでに付近を見回った。お、いたいた、イリオモテヤマネコ発見。も、このひとのこと書かせていただ
こう、もう放すもんか、って気分で必死に目で追った。
目の前の路地を横切って、はじっこを向こうへ歩いて行くんだけど、歩き片が変則リズムだ。
よく見ると、足が一本地面をついてないで、計3本で歩いてるのだった。
それに、彼は前にも何度か見かけ、きりっとにらみ返すほねのありそうなやつ
だった、どっかで、怪我しちゃったのだろう。
今度も変則ウォークしながら、ちら、っと私の方を見たけど、別に、や、足が
こんなんなっちゃってまいりましたぜ、なんていった顔しないで、ずっと前から
こうやって歩いてんだぜ、って感じで歩いて行って、垣根の中へ入り、そこで、
こっちの目なんか知ったこっちゃない感じで、気持よさそうに効く方の後ろ足で
首のあたりをけんけんけん、と蹴った。
当人が問題ない、って言ってるから、こっちもなんだ問題ないんだ、と感じた。