●連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
今回は、拘束を解かれた捕虜が少しづつ拷問について語ります。(いいすぎでした)
疲労宴の記憶
何やかんやで、もう約2ヶ月近く経つ。結婚などというものは他人様の事だと、鼻クソほじりながら余裕ぶっこきで考えて
いた私だったのだが。
披露宴=疲労宴であることは間違いない。初めての経験だし、空腹&眠いしチョー
疲れているのだ。
神殿でのショックと寝不足と空腹と衣裳とヅラの重さで意識モーローとしていた私
は、ヘレン・ケラーを意識しながら、金屏風の前で仁王立ちしているのがやっとだ
った。でも、私の大切な友達がひとりひとり笑顔で話しかけてきてくれたので、そ
のうちだんだん意識が戻ってきた。
ヅラをかなぐり捨て、ドレスにお色直ししたり、「子宝饅頭」なる特注のお饅頭の
カットをしたり、ウエデイングケーキカットをしたりブーケプルズをしたり、とに
かく忙しかったことしか記憶にございません。「皆さん、ありがとう♪感動しちゃ
ってぐっすん、およよ」にはならなかった。さんざん地元の結婚式場のコマーシャ
ルで、ブ○イ○な花嫁が感激のあまり泣いているのを、ついこの間まで鼻クソほじ
りながら冷静に見ていたんだもの。
友達がみんな、たらふく食って飲んでおしゃべりして楽しんでくれているみたいだ
ったので、何よりそれが一番嬉しかった。特に、ブーケを受け取った友達は、絶叫
し狂ったように喜んでいた(^^)