5/24の日記 文は田島薫
悲しい友人と楽しい指揮者先週末はいろいろ悲しい事情を沢山かかえた友人に、グチを聞いてやる、と
言って自宅に呼び、ふたりで酒を飲みながら話を聞いた。
ビールを2本分ぐらい飲んだ後、しょーちゅーの4合ビンをひとりでほとんど
開けてしまい酔いつぶれて先に寝てしまい、けっきょく友人が相談したい肝心の
部分は意識不明で聞いていなかったらしく、翌日あらためて話を聞いた。
思いきっり不幸そうでもあり、考えようではものすごく幸福そうでもあった。
(内容は本人の許可なく公表できませんっ)
日曜の朝は庭の雑草畑から茶にするためのどくだみを刈って干した。新聞を読み、テレビとビデオを見、ニールヤングのように立ってステップを踏み
ながらリズムをとり、エレキギターを弾き自作の新曲を大声で歌った。
夕方は伸びた雑草の上の方を刈った。風呂に入ってから、ビールを飲んだ。
世界で絶賛されている新鋭人気指揮者の大植英二さんがテレビに出てた。最初小沢征二やレナード・バーンステインに師事してもらおうと会った時、
怖れはなかったか、という質問に、全然それはなかったけど、音楽そのものへの
怖れはあった、と、自分は一生追いつけないすばらしい作曲家の感性に毎日、
少しでも近づこうと努力する生活が楽しくてしょうがない、と全身で笑った。
音楽以外に望みがあるとしたら、の質問に、即座に、世界平和です、と言った。
世界各地へ出かけてしみじみそう思う、と、てらいを感じさせない人柄に、
国際的な人気を集めて不思議はない、と感じた。