1/5の日記          文は田島薫



新年の友人

年末は29日まで出て仕事をし、正月は両親の居る茨城で一泊し、その帰りは事務所を

経由し雑用をこなし、翌日からは友人が3組みばかり来て、ばたばた楽しく過ごし、

あっという間に連休は終わり、という感じだけど、これはいつものこと。

じっくりひとりきりの時間でなにかまとまったことをやろう、っていつも考えるんだけど、

だれかが来ちゃったり、用事ができちゃったりするからだめだって、言い訳をする。

しかし、だれも来なくても結果は同じことが多くて、返ってそういう言い訳ができること

をどっかで喜んでいるところもある気がする。

ほっておいても、だれも遊びに来てくれない時期がすぐ来るのだろうから、そういう友人は

大切にした方がいいのだろう。

そんなこと考えながらも、私の悪い性格はなかなか直らない。


先日父親が亡くなったばかりの、役人をしている小学校時代からの友人が来た。

彼はそうとう不愉快に違いないとわかっていながら、貧富2極化の日本の状況に関連して

公務員の報酬は多すぎる、ってことをまた当人に言い、いじめた。


ほんとうは彼にその問題の責任はないし、問題意識も持ったまじめな努力家の彼の能力を

私は認めているのだ。それに、彼は趣味で陶芸もやっていて腕もよく、すばらしい器を

沢山くれたり、本物のピアノ(くれたわけではないがうちにずっとある)などの楽器も

どんどんうちに持って来たりするほど気前もよいので、好きなやつなのだ(そういう理由

でかっ)。


出版社に勤める友人と映画プロデューサーの尾形さんも別個に来て、いっしょに鍋をやった。

尾形さんが携帯をかけた彼の友人の女性にあいさつをして、と言われ、酔った私は

「Hello This Is A Pen 」とふざけて、しかられた。

きょうはナガセセンセイからの年賀はがきで、ホームページの表現をしかられていた。


今年の私も多難な船出だ。(おまえがわるいんだろっ、はい)


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