2/16の日記 文は田島薫
ボーカリストに夢託し先週に続きこの土曜もバンド練習をした。
先週と違うのは女子大生が初めてボーカル志望で参加したことと、みんなに
ねだられて吉田さんが出物のデジタルドラムを買って来たことだ。
彼女に私のオリジナルも歌ってもらおうってことになっていたんだけど、いきなりオリジナルで気持ちが引かれてもなんだ、ってこともあり、まず、彼女の
歌いたいものを歌ってもらおう、ってことになり、サニーが打診しておいたんだけど、
ビートルズが歌いたいということだったらしく、ひさびさのボーカルサポートが
得られる期待感で、はるさんもサニーも乗り乗りで、彼女がレットイットビーとか
イエスタデイ、とか言ってるのに、ねえねえ、オールアイブゴットトゥドゥ歌えない
かなとか、アクロスジユニバース歌ってもらいたい、とか注文を次々出して、
勝手に伴奏始めちゃったりで、われわれのバンドの特長(えばっちゃいけないか)
である「まとまりのなさ」に拍車がかかった。
結局ビートルズはむずかしいじゃないか、ってことになり、オリジナルの方が日本語だし歌いやすそう、ってことでとりあえず落ち着いた。
ドラムが入って音がバンドっぽくなったはずなんだけど、私のテレキャスターの
リードが「音色づくりを全然してなかったせい」もあり、弾くとなんとも決まらない、
しかし、それがより意識できた、っていうのは全体の音の構成のクオリティが上がった
ってことなのかも知れない。(なんだい結局私が一番クオリティ低くかったんかい)
日没からの酒宴は私がいつものシャケ入り湯豆腐に加え、まぐろのブロックを用意し、そこへ、さらに、美食家のはるさんがかつおのたたきやら蟹缶その他用意してきて
中華風の前菜料理を作り、豪華すぎるテーブルになった。
はるさんがいない時は魚肉ソーセージに生キャベツだけ、といったメニューでも
だれも文句言うものがなかったのに、贅沢になったもんだ。