8/23の主張 文は田島薫
(憲法カイセイついて)今朝の朝日新聞の読者欄に大阪の清水さんという人が憲法9条改正について
意見を述べていて、まったく共感したのでそれを紹介したい。
「米国高官が日本の国連常任理事国入りのためには、憲法9条の改正が必要とくり返しているが、仮にそれをすると、日本の軍事力強化に警戒の強い中国、
ロシアなどから反発を買い、その目的自体難しくなる。
戦争放棄平和主義国家としての国連常任理事国入りの方が支持を得やすいし、
意義がある。
アメリカの協力者としてだけの常任理事国入りには全く意味がない。」
という内容で、全くその通りだし、意味がない、って部分はよく考えると、世界平和の目的に対して逆行する愚挙だという意味が込められているのだ。
自民党も民主党も、憲法改正が必要という意見がの主流のようだけど、その根拠は、結局、自衛隊が軍隊じゃない、ということでは海外に出て行き
にくい、ということにまとめられる。
今のイラク自衛隊派遣を見ても、米国主導に動いてる現状をそのままにして
おいての海外派遣は、いくら平和貢献、人道援助、といっても実体の伴わない
ただの米国追従軍という意味にしかならず、その結果、今後も米国の勝手な
筋立てでされる不幸なターゲット国への侵略の加担者になるってことなのだ。
そう言うと、国連主導で平和的な復興支援のようなことだけする軍なのだから全然問題ないのだ、っていう反論が来るはずだけど、現実に今、米国の不条理
なイラク侵攻に主体的な立場や意見も表明できずに、無批判に追従して来た
政府の現状を見て、どうして、問題ない、って思えるっていうのだ。
結果的には軍隊の体勢を整え、米国のみにおべっかを使うだけのための、憲法9条改正は現状では改悪そのもののわけだから、あわてて本末転倒の
改正を論議するのでなく、まず、9条を守って、改正論議は平和国家としての
主体性を育て、内外からの信頼を得てからの話にしても全然遅くはないのだ。
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