8/30の主張 文は田島薫
(日本人の長生きについて)日本は世界でも1、2の長寿国だと統計が示し、国民もどこか誇らしげなのも
幸せでいいことだと思うし、そのこと自体に文句はない。
しかし、日本の中高年の大部分は何かしら病気を持っていて、変則的か定期的か
恒常的に病院に通ったり、出される薬に頼ってたりしてるんじゃないだろうか。
そうだよ、医療技術の恩恵によって長生きできるようになったんだ、って、言われれば、その通りなんだろうけど、少しそれに頼り過ぎているんじゃないか、
って私には感じられる。
ベッドでずっと寝たきりだったり、山のような薬を毎日飲んで、もうろうと
なんとか生きて、「長寿」、って言われても、ちょっと違うんじゃないか、って。
とは言うものの、そういうふうに生きるなら、止めて早く死んだ方がいい、って言ってるわけではない。
ふだん何も考えず、食べたいものを好きなように食べ、運動もせず、歩きもせず、日々の仕事にストレスいっぱい、たばこもやめられない、体調をくずしたら、
医者に行って見てもらえばいい、薬をもらったら飲めばいい、定期検診で、
万が一がんが見つかっても、保険に入ってるから安心、そうなって入院しても、
保険料の元が取れるのでうれしいぐらいのもんだ、って言ってるように見える
人々の生活パターンは、本人がそれでいいんだ、っていうなら全然かまわない
んだけど、ちょっと変なんじゃないだろうか。
あたりまえのことだけど、健康ってのは日々のバランスのとれた食生活と体の運動を自然に続けることによって血流が全身に養分を運び、吸収・排せつを
正常にくり返すことによって、保たれるわけだ。
それでも病気になる場合もあるが、それなら自分ではどうしようもないことだ、
って納得もいくってもんだろう。
薬っていうもんは、一時的に飲むもので、恒常的に飲んではいけないものだ。緊急の症状改善のために、人工的に自然の生理を乱すものだからだ。
先日も年上の友人が高脂血症と診断され血液をサラサラにする薬をもらったらしいが、確かにその薬は効くんだけど、納豆やグレープフルーツなど、
もともと、それを食べればその症状を簡単に直せる食材が薬と反応をして、
血液に異常な液化現象を引き起こさせ、脳いっ血などを起こす危険があるそうだ。
医者ってものは病気を短絡的に考えがちで、簡単に薬を出すことが多いので、
気をつけよう。
体調が悪い時、医者に看てもらうことは時には必要だけど、自分の体はできるだけ自然に近付けるように考えながら、自分で管理するのが基本なのだ。
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