9/8の日記          文は田島薫



ひと月ぐらい前にこの欄で、日曜を後4回ほど過ごすと秋だ、と書いたが、

その通りになった。(あたりまえだけど)

昨日はもう我慢しないでもエアコンは不要な涼しさだ。

いつものように、新聞読んでギターひいたり、ぼー、と風を受けたりした。


2階の窓から見える山桃の木は10数年前植えた頃はのぞきこんでやっと頭だけしか

見えなかったのが今や、自然のままに大きく育っていて、あぐらをかいたままで

たっぷりの枝ぶりが見える。

一年中色んな鳥がやってきて、うれしそうに小さな実や若葉か虫かなにかをつつい

ているんだけど、きのうはすずめの団体がやってきて、やっぱりうれしそうに、

葉から葉を伝って歩いたり、飛び回ったりして遊んでいた。


それを見ているうちに、鳥のために木の元に置いた水を取り替えてないことに

気がついて、外へ出てそれをやっていると、近所の老夫婦が通りかかって、

そのことを聞かれ答えると、下に置いておくと鳥がねこにやられちゃうから

上の方に置くような台を作ったらいいと言われ、納得。


どうやって作るか考えていると、物置きのわきに植木鉢がいくつもあるのに気づき、

それを7、8個重ねてバベルの塔のようにし、その上に水の容器を置いたら、

あっと言う間に水場の工事が完成した。


ほんの少しの筋肉の10秒間ぐらいの肉体労働だったが、達成感を感じながら、

風呂に入り、うまいビールを飲んだ。(人生楽勝かも)


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