今週の感動 文はさぬがゆたか
ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だよりです。
今週も続けてきょう来たほんまもんの「今週の感動」。
自宅より自転車でちょっとのところにある運動公園は
最近の僕の散歩コースである。町がバブルの頃に奮発して
予想外に大きい総合運動公園に仕上げてしまった。
人気のあるシーズンならともかく、平日の利用客はまばら。
ナイター照明の備わった野球グランドが2面に普通のグランドが2面、
同じく全天候型テニスコートが6面。サッカーグラウンドにしても
自動散水機装備で芝生がいきいきなのである。観客席も斜面になっていて
いつでもまあまあの大会が出来るんじゃないかと思うんだけど、
たいして使われているのを観たことがない。
利用にあたっては役所への手続きなどけっこう面倒らしいと聞くからなのかな。
そんな運動公園よりもと、しょっちゅう利用されているのが、すぐ近所の
小学校のサッカーグラウンド。砂が入っていてザリザリ滑りやすく、気分が
出ないだろうに、それでもいい大人/少年達が入り交じってフットサルゲームを楽しんでいる。
かつて僕も元気だった頃には小学生の息子にいいタマを蹴っていたもんだったけど、
今はコーラを片手に観戦してる。
テレビで観るプロのボールはまるでお手玉のように、ピタリピタリと足に吸い付いて
いるけれど、やんややんやと走り廻る彼らのボールは実に良く弾むんだな。
ボールってこんなにも弾むもんだったんだな〜って思う。
ハーフ20分ぐらいであきらかに体力が消耗し、息使いが荒くなっていきながらも
たぶん何度もミーティングしたろう作戦がバッチリ合った時の得点に歓声が上がる。
それを観ている自分も小さく「良し!」って呟いてしまうんだな。
あの少年はいいバネだ!姿勢がいいからきっと背筋が強いんだな?とか、
あのオッサンはまず走り込みのトレーニングからだな!とかいろいろ勝手に
思いながら時間をつぶす。
想像するに同じ会社の同僚達でもないし、単なる同級生や近所同士なのかも知れない。それに、ちょっとうまい小学生みたいのまで合流してる。
あんがいこんなサッカー風景が好きなんだなって思うんです。