10/6の主張             文は田島薫



(お役人藤井治芳について)

旧建設省から道路畑を歩き道路公団副総裁をへて総裁に就任、長年に渡り

巨大な税金の無駄使いを続けた道路行政の中枢にいた人物だ。

今回も債務超過をごまかすため、存在があきらかになった「財務諸表」が

ない、と言い張ったことなどで、更迭を念頭に石原新国土交通相が彼から

事情を聞いたところ、1〜2時間で終わると思った会見が、5時間にも渡った

そうだ。

彼は膨大な資料らしきものを持って来て、国交相が質問したことに答えず、

勝手にのらりくらりとこれまでされていたものと同じ主旨のくだくだしい

説明をえんえんやり、当然納得できない国交相は辞表提出をもとめた。

しかし、6日の要求時間を過ぎても辞表は出さなかった。


道路行政の知識について自分はエキスパートでそれらをいろいろ出してへ理屈を

こねればなんとかなる、今までもそれでうまくやれて来たんだし、ってところ

なのかも知れない。

大体役人って、目前の膨大な資料を読み込み整理するだけで、仕事の大半

が済んだものと考えるようなところがあって、その実務能力に多大なプライドを

持っているように私には見える。創造性があるようには見えない、私には。


国会議員のほとんどはそういった役人の作ったデータ整理資料を鵜のみにして、

棒読みしてるらしい。

だから役人たちはどんどん自己の能力を過信してしまうのだろう。

どんなに仕事に骨が折れたとしても、データ収集と整理なんてものはコンピュータ

でもできる単純作業なのだ。

世界や国のあるべき方向性を役人が牛耳れるはずはない。

藤井さんは役人の限界を知るべきだ。


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