11/10ののらねこ 文は田島薫
きょうは朝から小雨模様だし少し寒い。朝1のシャンさんもクボセンセーもひとりもお客さんを見ていないそうだ。
どっかあったかそうな場所で休んでいるか、それほどあったかくない場所で
雨だけ避けてじっと止むのを待っているのだろう。
ちょっとやり残した仕事を片付けるためにきのうの日曜は投票を済ました足で昼前に事務所に出たんだけど、金曜の晩山盛りにしたエサはほとんどなかった。
近所のうまいものエサ事情はあっても、いよいよとなればうちのエサも食べて
もらえているようだ。
エサを足してから、ちょっとすぐそばの商店街へ買物へ行って帰って来たら、
階段を若とらが大慌てで下りて来て、おーいと呼んだのに、塀のねこけもの道を
後ろを振り返らずに一目散に逃げて行った。
上がってみると、エサは全然減っていなかった。
若とらはそんなに慣れてはいないんだけども私とは面識もあり、顔を見合わせればそんなに必死に逃げたりしないはずなんだけど、きっと日曜にはそんな人
はいないはずと、思い込んでいたのだろう。
そこんとこへもってきて、いきなりだれか来たもんだから、びっくりして
しまったのかも知れない。
しかし、あの元気いっぱいの走りっぷりをみると、それほどはらぺこで弱ってる
ってことはなさそうでよかった。