5/6の主張             文は田島薫



(覚悟について)

イラク戦争が終わって(実は終わってなんかいない、物資の欠乏した病院には

怪我人があふれ、ばらまかれたクラスター爆弾や劣化ウラン弾の影響だって

だんだん大きくなって行くはずだし、異民族間の権力闘争も勃発中。その前の

アフガンについても、おなじような状況のままなのに、もう米国は済んだこと

にして、ほとんど手をひいていると聞いた。パレスチナでは相変わらず

イスラエルが無法に民家を壊し続けている。)


そんな中、次は北朝鮮だと米国が言っても、それでいいんじゃないか、と思ってる

日本人がけっこういるらしい。

そんな方にはっきり言わせていただくと、「ふざけんじゃないっ」といったとこだ。

「平和ボケして理性が働いてないっ」とも言いたい。


北朝鮮人民が金正日によって、餓死させられているから早く救うべきだって?

違う、餓死させてるのは食料援助の不足だって。

援助しても軍備に回ってしまうって?あたりまえだろう、彼らは、いつ米国などに、

攻められてしまうかわからないと感じているのだから、守りを固めなければ不安

に決まってるだろう。ここへ来て金正日の予測が正しいとさえいえるではないか。


第一、北朝鮮がいくら軍備拡張したって、なんで米国がそれを糾弾する権利が

あるのだ、内政干渉だろう。テロ支援というならきちんと証拠を示せ。


北朝鮮は確かに独裁政権で問題も多い、でも、それを民主化に導くのは他国の武力

ではないはずだ。少なくとも、いきなりの攻撃ではないはずだ。もし民主化のために

それによる犠牲を受け入れる北朝鮮国民がいたとしても、自分自身の命が対象だと

知ったならば、慎重な処置を求めるだろう。

対岸の火で、まず自分の命は大丈夫だろうと考えず、意外に日本にいる自分自身の

命のやりとりかも知れないとまで考えてから、米国を支持してくださいよ。


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