6/2の日記 文は田島薫
台風がらみだった土曜は朝からけっこう大雨で、これだと一日家だなと思ったが、すぐ、私の場合雨じゃなくてもいつも家か、と気づいた。
しかし、うちの外壁の同居人の小鳥は雨の中でもひなのためにエサ探しの外出に
はげんでいるようで、いつもの通りの騒ぎが聞こえる。えらい。
ひなの声も最初の頃のしゃかしゃかといった感じから、きちんとした小鳥らしい
声に変わって来てるようだ。
小鳥に負けちゃいけないと思い(うそだけど)、雨の中近所のスーパーへビール(発泡酒だけど)を買いに出た。
ズボンのすそを折り上げて、木製サンダルで出かけたが、すぐにどしゃぶりになり、
サンダルの布の帯の部分とズボンのすそははびしょ濡れになった。
さすがに外歩いてる人いないなと思って、スーパーの入口近くへ来ると、向こうから、
私より年上に見えるおやじ(向こうもこっちをそう思ってるかも)が、傘のさし方が
わるかったのか、みごとに全身びっしょり濡らして、店に入ろうとしていた。
彼は店の中へ入ると、もう濡れんのはやだかんな、といった顔で外のビニール傘袋を
取ろうと無理な姿勢で手を伸ばしていたので、私が取ってやった。
(そんなじみ〜な小さな親切を全国に恩着せがましく発表されるのはたまらんっ)
新聞讀んで、風呂入って、ビールもどき飲んで、日韓戦見て、ギターひいて寝た。